🌸桜めだか🌸 神戸の改良メダカ専門店

ブラインシュリンプ孵化マニュアル

🌸桜めだか流・ブラインシュリンプの孵化方法🌸

当店ではメダカの卵が孵化して約10日ほどすると、稚魚へ生きたブラインシュリンプを与え始めます。
ブラインシュリンプとはアルテミアとも呼ばれ、小型の熱帯魚や金魚などにも幅広く使われている代表的な生き餌です。
ブラインシュリンプの乾燥卵を3%程度の塩水を使って沸かせた「幼生」は、とても栄養価が高く、生き餌のメリットである消化や栄養吸収も良い優れた飼料となります。

① 用意するもの


②仕込み方について

乾燥卵をいれる
ブラインシュリンプ乾燥卵を、塩分濃度が2〜3%の食塩水の中へ入れます。

 【ブラインシュリンプ乾燥卵の量は?】
 与えたい量により調整します。
 1〜2gの乾燥卵からでもかなりの数が孵化いたしますので、最初は少量からお試しください。
 【3%の食塩水とは?】
 1ℓの食塩水の場合、水970g:食塩30gである状態です。
 ※水量はペットボトルの全量に対して7~8分目までにしてください。満タンまでいれると強めのエアーレーションにより水が吹きこぼれます。

水温を28~30℃に保つ
※ヒーターを使う場合は、直接ペットボトルへは入れないこと。
加温した水槽等の容器に浸け、湯煎をするように水温を保持してください。

エアーレーションをかける
エアーストーンを用いてエアーレーションをかけます。
エアーの強さは、乾燥卵がボトルの底に溜まらず全体的に対流するように調整してください。
※常時照明を当てるのが孵化率を高めるポイントです。


③孵化した幼生を回収する

②でセットしてから約24時間経過後…

  • エアーレーションを止める
  • 10分程度放置すると、ブラインシュリンプの「卵の殻」が水面に浮いてくる


  • 孵化したブラインシュリンプを回収する

※当店では、孵化した幼生と卵の殻が分離すると、エアーホースを使って幼生のみを吸い取り、目の細かいネット等へ集めます。
※動画では「GEX ジェックス メダカ元気 育成メッシュ」を使用しています。
※卵の殻を吸い出さないよう、できるだけ丁寧に分離する事をお勧めします。


④メダカに与えてみよう

孵化後10日ほど経過した稚魚にとって、高栄養のブラインシュリンプは最高の生き餌です。 動きに反応し、パクパク食いつくシーンが見られます。


※塩水の環境下でしか生存できないブラインシュリンプは、メダカの水槽では数時間しか生きられず死んでしまいます。1度に与える分量を考えて沸かす事をお勧めします。
※もし孵化させたブラインシュリンプが残ってしまった場合は、たっぷりの量の水(塩水)と冷蔵庫に入れるか、再度エアーレーションをして管理してください。


【ブラインシュリンプ乾燥卵の保管】
湿気と高温は孵化率に大きなダメージを与えます。 1週間ほどで使いきる分量を取り出し、残りは密閉して冷蔵で保管してください。

【ブラインシュリンプの生産国別の特徴は?】
・アメリカ産
ユタ州のソルトレイクシティが生産地。 孵化する幼生のサイズも大きく、熱帯魚や海水魚用として最もポピュラーな安定した産地です。
・中国産
あまり知られていませんが、ブラインシュリンプの種類・産地が複数あります。 当店ではメダカの稚魚が捕食しやすいように、最も幼生サイズが小さく孵化率も良い、ボハイ湾産のみを取り扱っております。
・ベトナム産
一般には流通しないプロ御用達の産地です。 幼生のサイズも小さく、100%パーフェクトに近い脅威の孵化率を保っている最高級品です。

【桜めだか】乾燥ブラインシュリンプ・エッグ(中国・ボハイ湾産/ベトナム産)
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